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2002年6月25日

富士重工業 エアバス社の次世代超大型機A380プログラムに参画

 

  富士重工業(竹中 恭二社長)は、このたび欧州大手航空機メーカー、エアバス社(ノエル・フォルジャール社長兼CEO、本社:フランス・トゥ-ルーズ)が開発を進めている次世代超大型機A380プログラムに参画し、垂直尾翼の前縁・後縁構造などを生産する契約を締結した。

  今回締結した契約は、富士重工業がA380垂直尾翼の前縁および後縁構造、垂直尾翼翼端および垂直尾翼付根フェアリングの生産を担当するというもの。その構造は、重量軽減を図るため複合材が主体で構成されており、製品は、同社の航空宇宙カンパニー宇都宮製作所(栃木県宇都宮市)で製造される。同社は、2003年5月にエアバス・ドイツのハンブルグ工場に初号機の出荷を計画している。

  今回のA380プログラム参画は、富士重工業にとって、エアバス社との初めての契約となる。 これまで同社は、30年以上にわたり民間旅客機分野で海外航空機メーカーのプログラムに参画してきたが、今回新たにエアバス社のプログラムにも参画し、民間機分野の事業規模拡大を図っていく。

  A380は、エアバス社が2000年秋に開発を発表、2006年初頭に就航を計画している世界最大の旅客機で、3クラスの客席仕様で標準555席クラスの総2階建の超大型機である。これまで9社の顧客から合計97機の確定受注を得ている。

 

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