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2002年3月1日
 
富士重工業 有機資源物分別収集車「CVSR」を開発

 

 富士重工業(竹中 恭二社長)は、このたび、食品容器自動分別処理機構を装備した有機資源物分別収集車「CVSR(コンビニエンスストアリサイクラー)」を開発し、その第1号車を横浜市有機リサイクル協同組合に納入した。今後、富士重工業環境システム部ならびに全国のフジマイティー販売特約店37社を通じて発売する。

 今回開発した「CVSR」は、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ファミリーレストランから、賞味期限切れなどで排出されるパック詰めされたままの食品、弁当などを、生ゴミと容器などその他のゴミとに自動分別する機構を搭載した収集車である。
 本収集車の生ゴミとその他のゴミの分離性能は99.6%(重量比:当社調べ)と非常に高く、この「CVSR」によって分別された生ゴミは、たい肥原料や飼料原料等へリサイクルされ、「CVSR」を用いることで生ごみ中の異物除去工程の負荷が少なくてすむというメリットもある。

 事業系一般廃棄物としての生ゴミは、これまでほとんどが焼却されていたが、2001年5月に施行された「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(通称:食品リサイクル法)」により、リサイクルを行ってゴミの減量を推進することになり、1996年に0.3%だったリサイクル率を2006年に20%まで引き上げることが取り決められている。
 こうしたことから、生ごみのリサイクルを推し進める上での問題となっていた生ごみ中の異物分別の簡易方式が市場で強く求められてきた。この「CVSR」有機資源物分別収集車は、そのニーズを満たすものとして、今後の拡販を期待している。

 納期は、注文から4~5ヶ月で、4トントラックであれば、どの国産トラックメーカーのものにも搭載が可能となっている。価格は、ベース車や仕様によって異なる。



CVSR 有機資源物分別収集車
 
 

【主要諸元(CVSR)】

架装車体 国内シャシーメーカー各社 4トン車クラス
荷箱容積 有機資源3.0m3、包装容器1.8m3
積込方法 コンテナ反転式
排出方法 強制排出式
 
 
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