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2001年6月26日

富士重工業 「2001環境報告書」を発行


 富士重工業(田中 毅社長)は、このたび2000年度の環境保全に係わる活動実績をまとめた「2001環境報告書」を発行した。本報告書は、昨年の「2000環境報告書(2000年9月発行)」に続くものである。同社は、自動車を始めとする総合輸送機器メーカーとして、商品の開発から生産、使用、廃棄に至るまで、すべての段階において環境負荷を低減する活動を展開すること、またその活動を広く公開することが重要であると認識して、取り組みを進めており、環境報告書は、その活動状況をまとめた年次報告書として継続的に発行している。
 

 「2001環境報告書」はA4版、52ページからなり、2000年度の環境保全に係わる活動の実績について、特に、商品・生産過程・リサイクル関係について昨年の報告書よりも開示項目を増やし、具体的に説明を行っている。

今回報告する主な内容は下記の通り。

  1. 環境マネジメント・・・環境会計においては、前回からの環境保全コストに加え、経済的効果・物量効果などを公表。算出にあたっては、環境省の環境会計ガイドライン(2000年版)を基本に、当社独自の算定方法を策定している。2000年度の環境保全コストについては、217億円(1999年度193億円)、経済効果は12億円であった。
     
  2. 商品・・・ターボ付エンジン搭載車では小型乗用車として初めて良-低排出ガス車の認定を受けた新型「インプレッサ」における環境対応やスバル車の2010年度燃費基準への対応状況などを紹介。
     
  3. 生産過程・・・2000年度は廃棄物発生量を1990年度に対し85%削減。自動車の生産工場である群馬製作所では、2000年12月に焼却炉を停止し、さらにゼロエミッション(*1)を達成している。また、PRTR対象物質の使用量の2000年度実績を公表。1999年度実績に対し17%低減している。
(*1)ゼロエミッション:廃棄物の埋立処理量をゼロレベルにすること。
     
  4. リサイクル・・・設計・生産・廃棄の各段階におけるリサイクルへの取組みについて報告。具体的には、新型「インプレッサ」における解体性の改善事例、リサイクルに配慮した材料の使用例、(社)日本自動車工業会へ提案し進めてきた使用済み自動車窓ガラスの自動車部品へのリサイクルなどを紹介。
なお、新型「インプレッサ」は、鉛使用量の2005年削減目標(*2)を前倒し達成。
(*2)(社)日本自動車工業会自主行動計画では、新型車の鉛使用量を2005年以降1996年の概ね1/3以下にするとしている。
     
  5. 航空宇宙部門の風力発電システムなど、自動車以外の部門の環境面に配慮した特徴ある商品を紹介。
 
なお、報告書の内容は、6月27日以降インターネットのホームページで全文を掲載するほか、希望者には無償配布を行う。
 
 環境報告書の問合せおよび申込先
富士重工業(株) 環境総合推進室 TEL 03-3347-2036 FAX 03-3347-2015

 

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