2001年2月26日
スバル サンバーシリーズ 発売から40年
富士重工業(田中 毅社長)のスバル サンバーシリーズは、1961年2月のサンバートラックの発売から40周年を迎えました。
40年間の累計生産台数は約304万台にのぼり、大きく使いやすい荷室と足元が広く快適な居住スペース、リヤエンジンレイアウトによる優れた駆動力、4輪独立サスペンションによる安定した走りなど、商用車としての優れた資質が、今日に至るまで好評を博しています。
スバル サンバーシリーズは、それまでボンネット型が主流であった軽貨物車市場において、最も積載効率の高いキャブオーバー型を採用し、1961年2月にトラック、続いてライトバンを発売、高い積載性や優れた加速性能が評価され、順調に販売を伸ばしました。
その後のモデルチェンジの中では、1979年10月の軽キャブバン初のハイルーフ車発売、1980年11月の軽キャブオーバー初の4WD車設定、そして1990年3月の軽商用車唯一の4気筒エンジン搭載など、常に先進の独創的技術を提供し続けています。
加えて、1993年12月に発売された「ディアス クラシック」は、ロマンとモダンの融合した独創的なスタイルとレトロ感覚が人気を博すなど、デザインと機能の両立を実現した1BOXとして評価され、1999年10月の軽乗用ワゴン「ディアス ワゴン クラシック」の発売へと繋がっています。
また、1999年2月には軽自動車新規格に対応し、シャシーフレーム付新環状力骨構造の新採用による高い安全性の確保と、フルキャブボディの採用によるクラストップレベルのカーゴスペースの確保を両立した新規格サンバーを発売し、ベストレイアウトの軽商用車との評価を得ております。
一方、生産面においては、当初、群馬製作所伊勢崎第ニ工場(現伊勢崎製作所)でスタートした生産も、1962年9月からは群馬製作所本工場でも行われるようになりました。1973年8月からは、富士重工業の関係会社である桐生工業(群馬県桐生市、高橋 光夫社長)に生産を委託、一時期、群馬製作所本工場でも並行して生産されることはありましたが、同社を中心に生産が行われました。その後、1994年10月には再び群馬製作所本工場への生産集約化を果たすなど、変遷を遂げながら現在に至っています。
スバル サンバーシリーズは、この40年の間、一貫してRR(リヤエンジン・リヤドライブ)レイアウトによる優れた信頼性と快適性にこだわり、まさに「プロが選ぶ商用車」との評価を得て、今後ますます多様化するユーザーニーズに的確にこたえてまいります。
<スバル サンバー シリーズ 40年のあゆみ>
| モデル | 軽四輪自動車規格 | ||
|---|---|---|---|
| 1961(昭和36)年2月 |
サンバー発売 (360cc・空冷2サイクル) 生産台数:162,530台 |
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昭和30年4月~ 排気量 360cc以下 長さ 3.0m 以下 幅 1.3m 以下 高さ 2.0m 以下 |
| 1966(昭和41)年1月 |
ニューサンバー発売 (360cc・空冷2サイクル) 生産台数:374,449台 |
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| 1973(昭和48)年2月 |
「剛力」サンバー発売 (360cc・水冷2サイクル) 生産台数:135,842台 |
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| 1976(昭和51)年5月 |
サンバー5 発売 (500cc・水冷4サイクル) 生産台数:48,394台 |
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昭和51年1月~ 排気量 550cc以下 長さ 3.2m 以下 幅 1.4m 以下 高さ 2.0m 以下 |
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1977(昭和52)年5月 1979(昭和54)年10月 1980(昭和55)年11月 |
サンバー550 発売 (550cc・水冷4サイクル) キャブバンにハイルーフを設定(写真) 4WD車を設定 生産台数:400,557台 |
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| 1982(昭和57)年9月 |
サンバー(トライ)発売 (550cc・水冷4サイクル) 生産台数:836,954台 |
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1990(平成2)年3月 1993(平成5)年10月 |
サンバー660 発売 (660cc・水冷4サイクル) ディアス クラシック発売 生産台数:928,932台 |
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平成2年1月~ 排気量 660cc以下 長さ 3.3m 以下 幅 1.4m 以下 高さ 2.0m 以下 |
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1999(平成11)年2月 1999(平成11)年10月 |
新規格サンバー発売 (660cc・水冷4サイクル) ディアス ワゴン クラシック発売(写真) 生産台数:150,040台 |
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平成10年10月~ 排気量 660cc以下 長さ 3.4m 以下 幅 1.48m以下 高さ 2.0m 以下 |
生産台数累計:3,037,698台
※写真は注記があるものを除き発売時のもの。生産台数は2001年1月末現在のもの
<スバル サンバー 現在のバリエーション>
| ※ | すべてのモデル・グレードに4WDの設定あり。 |
| ※ | トラックを中心に、桐生工業が架装を施す各種特装車(ダンプ、保冷車、冷凍車、幌付コンテナ、移動販売車、消防車、クレーン付車など)が用意されている。 |
サンバーは、福祉車両「トランスケア」のベースとしても使われており、それぞれの用途に応じた4タイプの福祉車両がラインナップされている。
| ・ | 電動リフター 車いす利用者の、リモコン操作による電動リフターでの車両の乗降を可能としたモデル。 |
| ・ | ウィングシート リフトタイプ 後部左側シートが簡単なレバー操作で90度回転でき、リモコン操作でスムーズに昇降する、専用 シート及び電動リモコン付シートリフターを装備。 |
| ・ | ストレッチャー 寝たままの状態での乗降を可能としたモデルであり、専用のストレッチャー(担架)を装備。 |
| ・ | ウィングステップ 車両の乗降を補助する、手すり連動のステップ機構を後席左側に装備。 |
環境対応としては、高い経済性とクリーンな排気を実現した「トラックLPG車」、排出ガスを出さない電気自動車「サンバーEV」も発売している。
| ・ | トラックLPG LPガスとガソリン併用の燃料システムを塔載し、ガソリンのみの場合と比べ、燃料代を約10%節約できる。また、LPガスは、ほぼ完全燃焼するためクリーンな排気を実現している。 |
| ・ | サンバーEV(バンタイプ) RRレイアウトを生かしたバッテリー及びコントローラー類の配置により、広い室内スペースを実現。変速機はモーター直結式減速機を採用し、クリープ現象を含めオートマチック車と同様の運転が可能で、優れた加速性能と運転しやすさを両立した電気自動車となっている。 |
他に、全農向けのJAサンバー、赤帽専用サンバーが設定されている。