株主、投資家の皆様をはじめ、お客様、お取引先様、地域社会の皆様など、平素より格別のご支援とご理解を賜り、誠にありがとうございます。

当社は、2017年4月1日をもちまして、社名を株式会社SUBARUに変更いたしました。社名とブランド名の統一を実施することにより、中期経営ビジョン「際立とう2020」の重点取り組みであります「SUBARUブランドを磨く」をさらに加速させ、SUBARUを自動車と航空宇宙事業において魅力あるグローバルブランドとして成長させてまいります。

代表取締役社長 吉永 泰之

2017年3月期の振り返り

5月9日に2017年3月期の決算を発表いたしました。

2016年3月期 2017年3月期 差異
連結販売台数 958千台 1,065千台 +107千台(+11.1%)
連結売上高 3兆2,323億円 3兆3,260億円 +937億円(+2.9%)
営業利益 5,656億円 4,108億円 -1,548億円(-27.4%)
営業利益率 17.5% 12.4% -5.1pts
経常利益 5,770億円 3,943億円 -1,826億円(-31.7%)
親会社株主に帰属する当期純利益 4,367億円 2,824億円 -1,543億円(-35.3%)

連結販売台数は1,065千台と、当社として初の100万台越えを記録することが出来ました。売上高は、自動車売上台数の増加などにより、為替変動に伴う売上高の減少を吸収し、過去最高となる3兆3,260億円と前期に比べ937億円(2.9%)の増収となりました。利益面につきましては、自動車売上台数の増加や原価低減の進捗などがあったものの、エアバッグインフレータに起因する品質関連費用および米国の金利上昇に伴う販売費を中心とした諸経費等の増加、為替変動の影響、試験研究費の増加により、営業利益が4,108億円と前期に比べ1,548億円(27.4%)の減益となり、経常利益につきましても、3,943億円と前期に比べ1,826億円(31.7%)の減益となりました。また親会社株主に帰属する当期純利益につきましても、2,824億円と前期に比べ1,543億円(35.3%)の減益となりました。

なお、2018年3月期は、連結販売台数、連結売上高ともに過去最高を計画します。連結損益につきましては、販売台数の増加や為替を円安に見込む影響を織り込むものの、諸経費等および試験研究費の増加、原材料市況等の影響による原価低減の縮小により、営業利益では減益を見通しております。

2017年3月期業績の詳細につきましては、こちらをご覧ください

株主還元

当社は株主の皆様の利益を重要な経営課題と位置付けており、毎期の業績、投資計画、経営環境を勘案しながら、継続的な配当を基本としつつ、業績連動の考え方を取り入れております。2017年3月期の年間配当金につきましては、前期実績同様、144円となります。
なお、2018年3月期以降の配当は、連結配当性向30%~50%(従来20~40%)を基本とし、諸状況を勘案のうえ決定いたします。配当は、前期同様、1株当り144円(中間72円、期末72円)を予定しております。

今後の見通し

当社グループは、中期経営ビジョン「際立とう2020」におきまして、2020年のありたい姿を「大きくはないが強い特徴を持ち質の高い企業」と定め、“お客様の信頼No.1”という評価をいただくことができるような高いブランド力と業界高位の利益率を実現することを目指しております。そして、その実現のため、個性的なSUBARUならではの特徴を活かし、付加価値経営のさらなる推進を目指す「SUBARUブランドを磨く」、経営環境変化への耐性を高め持続的な成長を確実なものとする「強い事業構造を創る」という2つの活動に集中した取り組みを進めております。その結果、世界の多くのお客様からご支持をいただき、順調に成長してきております。引き続き、短期的課題には迅速に対応しつつ、中長期的な課題にも並行して取り組むことで、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。

今後も、「“お客様第一”を基軸に『存在感と魅力ある企業』を目指す」という経営理念のもと、株主・投資家の皆様をはじめ、全てのステークホルダーの皆様のご期待に応えられるよう精一杯取り組んで参りますので、より一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2017年5月
代表取締役社長
吉永 泰之