※ 以下のページは2016年8月発行のCSRレポートを掲載しているため、旧社名(富士重工業)のままとしています

富士重工業グループのCSR

富士重工業グループは、本業を通して、より良い社会、環境づくりに貢献し、
持続可能な社会の実現を目指してCSR活動に取り組んでいます。

CSRの考え方

地球温暖化や人権問題、少子高齢化など、国内外にはさまざまな社会課題が山積しており、それらの解決へ向けた企業への期待はますます高まっています。富士重工業グループの事業領域においても、環境負荷の削減や交通事故防止、交通渋滞の緩和など、多様なテーマへの取り組みが求められています。

そのため私たちは、安全・環境性能および品質に優れた商品の開発・生産・販売はもちろん、企業市民として社会からの要請に応えるためのCSR活動に取り組み、社会課題に誠実に向き合っています。社会環境が刻々と変わりゆくなか、私たちが事業を通じてどのように社会に貢献していけるか、あるいはステークホルダーの期待・要請にどう応えていくかを見直した結果、これまでCSR活動項目として掲げていた8項目があらゆる事業活動の根幹であることを再認識しました。

これからも、CSR活動8項目をベースとした事業活動を徹底することで、「存在感と魅力ある企業」としてお客様をはじめとするすべてのステークホルダーに「安心と愉しさ」を提供するとともに、富士重工業グループの企業価値向上も追求し、より豊かで持続可能な社会づくりに貢献していきます。

安全へのこだわり 企業行動規範 企業理念 CSR推進体制 CSR活動8項目 CSR方針 ステークホルダーとの関わり

企業理念

  1. 私たちは常に先進の技術の創造に努め、お客さまに喜ばれる高品質で個性のある商品を提供します。
  2. 私たちは常に人・社会・環境の調和を目指し、豊かな社会づくりに貢献します。
  3. 私たちは常に未来をみつめ国際的な視野に立ち、進取の気性に富んだ活力ある企業を目指します。

企業行動規範

当社は企業理念に基づいた事業活動の実践に向けて、コンプライアンスを順守し社会的責任を果たしながら行動していくための企業行動規範を定めています。従業員一人ひとりがお互いを尊重しながら、この企業行動規範を尊び同じ価値観で行動することを通じて、豊かな社会づくりに貢献し、すべてのステークホルダーに信頼される企業となるべく努力を続けてまいります。

企業行動規範

  1. 私たちは、環境と安全に十分配慮して行動するとともに、創造的な商品とサービスを開発、提供します。
  2. 私たちは、一人ひとりの人権と個性を尊重します。
  3. 私たちは、社会との調和を図り、豊かな社会づくりに貢献します。
  4. 私たちは、社会的規範を順守し、公明かつ公正に行動します。
  5. 私たちは、国際的な視野に立ち、国際社会との調和を図るよう努めます。

CSR方針

お客さまに喜んでいただけるモノづくり企業として、企業組織レベルの取り組み要件である「企業行動規範や重要項目の尊重を主体とした守りのCSR」と「企業市民として事業活動を通じて社会課題の解決に寄与することを主体とした攻めのCSR」をより明確にするため、CSRにかかわる委員会の承認を経てCSR方針を改定しました。
当社のCSR活動は、さまざまなステークホルダーとのかかわりに重点を置くとともに、グローバルな事業活動を通じて社会の持続的発展に貢献することであり、富士重工業グループの使命と考えています。

CSR方針(2009年6月改訂)

  1. 私たちは、富士重工業の企業行動規範に基づき、法令、人権、国際行動規範、ステークホルダーの権利およびモラルを尊重します。
  2. 私たちは、企業市民として、現代社会が抱える世の中の社会問題の改善に向けて取り組みます。

CSR活動8項目

当社は従業員一人ひとりが業務を通じて組織的に推進することができるようにCSR活動8項目を掲げています。また、社会からの要請に確実に対応できるように、各項目ごとに詳細な活動を定義し、CSR活動の具現化を図っています。

お客さま・商品

社会的に有用で安全な商品・サービスを提供し、お客さまの満足と信頼を得る。

コンプライアンス

法律やモラルを守り、公正・透明・自由な競争ならびに適正な取引を行う。また、個人情報・お客さま情報をはじめとする各種情報の保護・管理を徹底する。

コーポレート・ガバナンス

経営トップは社内およびグループ企業に対しCSRの徹底を図るとともに、緊急事態が発生した場合は、自らが問題解決にあたる。

環境

環境問題への取り組みは人類共通の課題であり、企業の存在と活動に必須の要件として、主体的に活動する。

社会貢献

「良き企業市民」として、積極的に社会貢献活動を行う。

情報公開

株主さまをはじめ広くコミュニケーションを行い、企業情報を積極的かつ公正に開示する。

調達

適正な調達を行うとともに、取引先におけるCSR の推進を促す。

従業員

従業員の多様性、人格、個性を尊重するとともに、安全で働きやすい環境を確保し、ゆとりと豊かさを実現する。

※CSR活動の「考え方」は企業行動憲章(社団法人 日本経済団体連合会)を参考にしています。

CSR推進体制

当社はこれまでCSR・環境委員会を設置してCSR活動を推進してきましたが、2010年度より、当社のCSR活動8項目をより明確にして組織的に推進するため、経営トップを委員長とするCSR委員会を設置しました。CSR委員会は、CSR活動8項目にかかわる専門の委員会および部門で構成し、全社的な管理のもと、それぞれの部署が主体となり活動に取り組んでいます。また、CSR委員会には北米CSR委員会を加えて、グループ企業によるグローバルなCSR活動を推進しています。

組織体制

ステークホルダーの皆さまとのかかわり

2011年度に発表した中期経営計画におけるCSRの目標である「社会的課題の解決に寄与する商品・サービスを提供する企業」、「さまざまなステークホルダーとのかかわりを大切にする企業」は、長期ビジョンである「存在感と魅力ある企業」を実現するための必要不可欠な基本事項です。今後ともステークホルダーの皆さまから信頼される企業を目指して、継続的に社会発展へ貢献するとともに、企業価値の向上を図っていきます。

富士重工業のステークホルダーとの関係

「安全」というDNA

航空機事業をルーツに持つ富士重工業は、クルマの最も重要な基本性能は「安全」にあると考え、半世紀以上も前の「スバル360」の時代から現在に至るまで、“ALL-AROUND SAFETY”の思想のもとに安全性能を最優先したクルマづくりを続けてきました。

SINCE 1917
パイロットを安全に

航空機開発から継承される
「安全」というDNA。

スバルの安全開発の根底には、航空機開発のDNAが息づいています。万が一墜落したら命に関わる航空機の開発においては、あらゆる非常事態を想定して設計する必要があり、基本構造の中に危険な状況に陥らないための工夫や対策が施されています。また、パイロットが全方位を直接見渡すことのできる良好な視界の確保も小型航空機に不可欠の安全性能の一つです。こうした安全思想は、クルマを作るようになってからも不変であり、「スバル360」の時代から、スバルのクルマはいずれも直接視界の確保をはじめとする安全性能を重視して開発されてきました。

SINCE 1960
ドライバーを安全に

時代に先駆けて
「全方位安全」の思想に基づく衝突安全ボディを開発。

1958年に発売され、高度成長期のクルマの普及拡大に重要な役割を果たした「スバル360」。この時代から、スバルは、あらゆる方向からの衝突に対して効果的に衝撃を吸収し、高い強度を持つキャビンで乗員を守る「全方位安全」の思想のもと、衝突安全ボディの開発に取り組んできました。
当時は「安全」がまだクルマの価値として重要視されておらず、衝突実験用のダミー人形もありませんでしたが、スバルの開発陣は、クルマのボディ構造や人体への影響について独自に研究を進め、試行錯誤しながら時代の一歩先を行く優れた衝突安全性を追求してきたのです。

SINCE 1970
走る・曲がる・止まるを安全に

「水平対向エンジン」「AWD」、
走行安全性を高める独自技術を開発。

走る・曲がる・止まるという基本性能は、クルマの構造によって変わってきます。とりわけ大きな影響を及ぼすのが重心の位置と駆動方式です。重心が低いほどコーナーを安定して曲がることができ、4輪すべてにエンジンの力を伝える駆動方式の方が常に安定した走行性能が得られます。こうした視点のもと、スバルでは1966年に「水平対向エンジン」を縦置きにしたFF車「スバル1000」を、1972年には4輪駆動車「レオーネ4WD」を発売。以来、これらの独自技術に一層磨きをかけながら、安全で安定した走行性能を追求し続けています。

IN THE 1980s & 1990s
ドライバーと同乗者を安全に

フラッグシップ「レガシィ」が登場。
運転支援システムの開発に着手。

1989年に発売されたフラッグシップモデル「レガシィ」は、同年1月、10万キロ連続走行の世界最速記録を更新するなど、安定した走行性能と耐久性を実証しました。また、この頃、ステレオカメラを駆使した運転支援システムの開発をスタートさせ、1999年にアイサイトの前身となる「ADA」を商品化しました。

IN THE 2000s & 2010s
すべての人を安全に

「アイサイト」を商品化。最新のVer.3を搭載した
「レヴォーグ」が予防安全性能試験で最高評価を獲得。

2008年、ステレオカメラで常に前方を監視し、警報やプリクラッシュブレーキによって事故回避もしくは被害低減を図る「アイサイト」を商品化しました。さらに2014年には、一層の高性能・高機能化を実現した「アイサイトVer.3」を発売し、この「アイサイトVer.3」を採用した「レヴォーグ」は、多くの予防安全性能試験で最高評価を獲得しています。

INTO THE FUTURE
より安全な社会の実現に向けて

スバルが見据えるこれからの「安全」

スバルでは、これからも「渋滞時の自動追従」や「高速道路の自動運転」などの技術開発テーマに取り組み、「アイサイト」をさらに進化させていきます。そして“ALL-AROUNDSAFETY”の思想のもとに、あらゆる視点から安全を追求し、誰もが安心してハンドルを握れるクルマ社会の実現に貢献していきます。