生物多様性への考え方

SUBARUグループでは、生物多様性保全の重要性を認識し、「生物多様性民間参画ガイドライン」や「経団連 生物多様性宣言 行動指針とその手引き」等の外部イニシアチブを参考としながら、あらゆる事業活動において生物多様性を含む地球規模の環境課題に取り組むことを環境行動指針に明文化しています。このほか、当社では「生物多様性民間参画パートナーシップ」への参画を通じて積極的な生物多様性保全のネットワーク構築を図っています。
これらの考えにもとづき、2014年度からは全事業所を横断するワーキンググループを発足し、事業活動をリスクとチャンスの側面に分けて、ロードマップを策定し、グループ全社で着実に対応・推進しています。

国内における取り組み

希少種の保全活動

企業の敷地は存続が難しい希少種を、安全な場所で保全する場所として、注目を集めています。
埼玉製作所がある北本市の東光寺には、大正11年に国の天然記念物に指定された、日本五大桜のひとつに数えられる石戸蒲ザクラがあります。埼玉製作所では、この後継樹を2003年3月に譲り受け、敷地内で大切に育てています。工場見学にいらした小学生のみなさまに石戸蒲ザクラの由来と希少種保全の大切さを学んでいただきました。

毎年春に可憐な花を咲かせています。
石戸蒲ザクラの由来を説明

東京事業所の取り組み

東京事業所では、北側と東側の敷地の境界部分を、生物多様性簡易評価ツール「いきものプラス®」に則し、武蔵野周辺に植生するムラサキシキブやシラカシなど、生物多様性に配慮した植栽を行いました。この取り組みを通じて、武蔵野の自然豊かな景観づくりにつなげています。

「いきものプラス®」は、大手建設会社8社により共同開発した生物多様性簡易評価ツールです。




生物多様性に貢献する花の苗配布

群馬製作所では、スバル地域交流会の活動の一環として、生物多様性に貢献する取り組みを推進しています。

「花配布活動」
スバル地域交流会の会員企業を対象として、生物多様性に貢献する品種の花の苗を年に3回購入を希望する企業に配布し、各社にて緑化活動を推進しています。

「小学校花壇コンクール」
太田市、大泉町の小学校を対象として、花壇コンクールを実施しています。花壇づくり用に、生物多様性に貢献する品種の花の苗を小学校へ無償配布しました。
2016年は16校301名が参加、花檀づくりを通じて花を育てる楽しみや新しい発見など心豊かな体験に役立てていただきたいと考えています。

スバル地域交流会

調達における取り組み

海外における取り組み

中国における森林保護活動 「31の森 星の旅」

SOCでは、2013年より31カ所の自然保護区に「SUBARU生態保護森林」を設置し、お客さまをお招きして植林活動や希少動物の保護活動を行なっているほか、活動に必要となる車両や物資の提供を継続的に行っています。

2016年9月には、メディアを中心としたお客さまとともに海南省最大の自然保護区を訪問しました。
熱帯林の希少な鳥や猿の保護団体である鹦哥岭自然保護区ステーションと巡視活動や保護活動などを体験し、生態保護の重要性を体感していただきました。

今後も、地域の自然環境と調和した活動を行い、生物多様性保全の取り組みを進めていきます。

SOC 「31の森 星の旅」

SOCの公益活動へ国連から感謝状




アメリカにおけるオオカバマダラの保護活動

SOAはNWF(National Wildlife Foundation)と協力し、オオカバマダラの保護活動を行っています。オオカバマダラは主に北米に生息する蝶の一種で、近年、生息地の消失により大幅に個体数が減少しています。2016年4月、この活動のパートナーであるSOAは、全米のSUBARUディーラーのうち377店の周辺において、「公認全米自然動植物生息地」の設立に寄与しました。
また、SUBARUは40万羽のオオカバマダラの保護のために10万個の飼育キットを提供しました。

保護活動対象となるオオカバマダラ