安全衛生の考え方

SUBARUは企業理念に基づき安全衛生を重要な経営課題と位置付け、「安全衛生はすべての業務に優先する」ことを安全衛生基本理念としています。全ての管理者と従業員はこの安全衛生基本理念のもと、職場の安全と衛生を確保すると共に、より快適に働くことのできる職場環境の改善に努めています。

国内・海外のグループ会社ではそれぞれの事業内容や地域性、各地の法令などを踏まえた安全衛生方針を定め、それに基づいた取り組みを推進しています。

群馬製作所 矢島工場

安全衛生管理体制

従業員の災害防止、疾病予防、労働環境向上を目的に、会社と労働組合がそれぞれ選任した同数(各8人)の委員で構成されるSUBARU中央安全衛生委員会を設置しています。なお、委員長1人は会社から、副委員長1人は労働組合から選任しています。

中央安全衛生委員会では、労働安全衛生に関する基本方針をはじめ、労働災害や職業性疾病発生原因の調査ならびにその対策、労働環境の向上、安全衛生教育、交通安全、防火などをテーマとして、協議を重ねています。

さらに、各事業所には事業所安全衛生委員会を置き、中央安全衛生委員会で出された方針および各事業所安全衛生の基本的な事項や新規課題などを議論しています。また、下部組織として、必要に応じて工場安全衛生委員会、部安全衛生委員会、課安全衛生委員会を設置しています。

安全衛生組織図

安全衛生活動

SUBARUは毎年の年度初めに、各事業所で一斉に「安全衛生キックオフ大会」を行っています。これは「労働災害防止、交通安全」と「健康管理」に対する意識向上を図るため、事業所トップから年度方針や安全衛生活動に取り組むポイントなどを各職場の管理監督者に通達し、年間の災害・事故ゼロに向けて、気持ちを一つにして活動に取り組んでもらうことを目的に行っています。

安全衛生キックオフ大会

毎年4月、各事業所で安全衛生キックオフ大会を開催し、従業員が災害・事故防止への意識を常に維持しながら日々の作業にあたることができるよう、活動目標・計画を周知し、その達成に向けた取り組みを進めています。

東京事業所で行われた2018年度安全衛生キックオフ大会の様子

労働災害について

2017年度労働災害発生件数は14件(内、休業災害1件)と過去最少の災害件数でした。また、災害頻度を表すSUBARUの災害全度数率は、0.37でした。

労働災害防止活動

1. 安全宣言バッジの着用

SUBARUの全従業員は安全意識の高揚を図るため、「私は、行動を起こす前に必ず安全を確認します」の内容を記載した「安全宣言バッジ」を着用しています。

労働災害発生状況と災害度数率(SUBARU単独)

2. 指差し呼称の推進活動

各事業所ではミスやヒューマンエラーを防止するために、構内の横断歩道をはじめとした指差し呼称の実践を推進しています。全従業員が指で左右、前方を指して確認することで、安全行動への意識レベルと安全確認の精度向上を目指しています。

3. 交通安全支援活動

SUBARUは、従業員の業務・通勤・私用全ての交通事故を防止するため、自動車通勤が多い自動車部門、航空宇宙カンパニーの全従業員を対象に、心理学を応用した「運転適性検査」と、「ドライブレコーダー」を用いて、自身の運転のクセなどを把握する取り組みを継続して行っています。

4. 健康づくりの取り組み

SUBARUは、従業員の健康づくりの取り組みを積極的に推進しています。単に健康障害を防止するという観点だけでなく、継続的かつ計画的に、心身両面にわたる健康の保持・増進に取り組んでいます。

2018年度から保健師、看護師を中心とした「健康増進分科会」を新たに設置し、従業員の健康について議論し、実際の活動に反映させています。

5. メンタルヘルスへの取り組み

SUBARUは、産業医、臨床心理士、健康支援室に所属する安全衛生スタッフ(保健師、看護師)が連携しながらメンタルヘルス対策を行っています。事業所ごとに「一般従業員向け」および「管理者向け」メンタルヘルス講習会などを実施しており、社内用の「管理監督者向けメンタルヘルス対応マニュアル」の発行、さらに休職者のスムーズな職場復帰を目的とした「復職プログラム制度(試し出勤、慣らし勤務)」を導入するなど、従業員が安心して働ける職場環境づくりに取り組んでいます。
また、2016年度から実施している「ストレスチェック」の結果をもとに、リスクの高い職場を事業所ごとに抽出し、各事業所の保健師が職場と意見交換する改善活動を始めました。今後、良い活動を積み上げることでSUBARUのメンタルヘルスへの取り組みを確立していきます。

保健師の声
従業員がいつでも気軽に相談できる存在でありたい!

企業にとって従業員は最大の財産であり、「健康でいきいき働ける」ことは企業の成長、発展につながります。従業員一人ひとりが「元気に出社して、元気に退社」できるように、健康づくりを支援しています。

まず、重要なのは「心のケア」です。メンタルヘルス対策では、研修会を通して従業員本人、その周囲がストレスに早く気が付けるような体制づくりや職場改善活動など「働きやすい職場づくり」を目指しています。

次に、「身体のケア」です。SUBARUで最も従業員が多い群馬製作所では、春と夏に行っていた健康診断を従業員の「誕生月」に変更しました。そのことで本人が健康について考えるきっかけづくりと、二次健診や保健指導をタイムリーにつなげることになり、健康意識の向上や生活改善を図ることができました。

従業員が生涯現役で健康に働くために、いつも気軽に相談できる存在になれるように心掛けていきます。

群馬製作所 人事部 保健師
宮内 優