人材育成の考え方

SUBARUは人材育成を重要な課題のひとつと位置付けており、職能資格制度、人事考課制度、目標管理制度、人事ローテーション、教育体系で構成される「人事制度」を人材育成のためのツールと位置付け、活用しています。
また、国内・海外のグループ会社ではそれぞれの事業内容や地域性を踏まえた取り組みを推進しています。

公正な評価と能力開発支援

人事制度の運用を通じて仕事の成果と能力の発揮度合いを客観的に評価すると共に、成長に向けて必要な課題を上司と部下が共有しています。SUBARUの全従業員は、目標管理制度のもと、年3回(目標設定・中間確認・成果確認)、上司と面談しています。なお、男女を問わず適正な処遇を実施し、性別による基本給与の差はありません。

教育体系の整備

SUBARUでは、職能資格制度に定められている各階層の役割を確実に果たせるよう、全階層の昇格者および一部の中途入社の従業員を対象とした「新任研修」を実施しています。階層ごとに求められる役割に応じた課題解決のスキルや知識を体系的に学び、実践・振り返りを通じて成長できるプログラムを実施しており、2017年度は約1,800人が受講・修了しました。
階層別以外にも、従業員自らが高い意欲を持って成長していくことを支援するため、個人ごとの課題や業務ニーズなどに応じた幅広い能力開発ができるよう教育プログラムを実施しています。職能別プログラムでは、ビジネススキルの習得・向上を目指した「プロフェッショナル・プログラム」を実施する他、ビジネススクールへの通学を支援しています。また、グローバル人材育成では語学力向上を中心とした各種プログラムを実施し、グローバルに活躍できる人材の育成を図っています。

教育体系図

技能伝承に向けた取り組み

SUBARUは、将来を担う若い技能者を対象とする「スバルテクニカルスクール(STS)」を2006年に開校し、各階層に応じた安全で質の高い技術・作業の伝承によって、高品質な製品の提供に取り組んでいます。

新卒から20歳代半ばまでの従業員を受講生とし、それぞれの技能レベルに合った教育を提供しています。2017年度は624人が受講・修了し、累計での修了生は4,296人となりました。

STSでの基本技能教育の様子

修了者の声
「お客様第一」の実現に向けて

講師の方々は、未熟な私たちに根気よく熱心に教えていただき、職場ですぐに生かせる知識や技能を学ぶ事ができました。スバルテクニカルスクールで学んだ知識、技能をムダにすることなく、伝統あるSUBARUの従業員として恥じぬようさらに精進し、お客様に安心して乗っていただけるクルマづくりを目指します。

製造本部 第三製造部 製作課
上野 央貴

TOPICS
第55回技能五輪全国大会
「自動車板金」職種 SUBARU 初の金賞を受賞

「技能五輪全国大会」とは?

青年技能者の技術レベルの日本一を競う技能競技大会で、次世代を担う青年技能者に努力目標を与えると共に、大会開催地域の若者に優れた技能を身近に触れる機会を提供するなど、技能の重要性をアピールし、技能尊重の機運を高めることを目的としています。全国から1,300人以上の優秀な技能者が出場し、技能五輪大会優勝者は、国際大会(2年に一度、奇数年に開催)に日本代表として参加します。

受賞者のコメント

私が技能五輪大会に挑戦したいと思ったきっかけは、高校時代の先輩がSUBARUで技能五輪選手として活躍している姿を見て憧れたことです。今回、金賞という結果を出せたことで、SUBARUの技量を世の中にアピールできたと嬉しく思っています。講師や指導員の方には、技術面はもちろんですが、それ以上に人として、社会人としての行動や発言、立ち居振る舞いの指導を受けましたので、今後も大切にしていきたいと考えています。
技能五輪大会への挑戦は「心・技術・身体」が必要です。つらい部分もありますが、乗り越えた先に新しい自分に出会えると思います。何より、モノづくりの世界は無限の可能性を秘め、発想一つで何でもつくることができます。技能や知識の習得も大切ですが、モノづくりの愉しさを知ることが原点だと思います。

技術統括本部 試作部
試作第一課
大野 諒雅