人材育成の考え方

中期経営ビジョン「STEP」で掲げた「モノをつくる会社から笑顔をつくる会社へ」という“ありたい姿”を実現するために、SUBARUは人材育成を極めて重要なテーマと位置づけています。従業員自らが高い意欲を持って成長していくことを支援するため、職能資格制度、人事考課制度、目標管理制度、人事ローテーション、教育体系で構成される「人事制度」を人材育成のツールとして活用しています。
また、国内・海外の関係会社ではそれぞれの事業内容や地域性を踏まえた取り組みを推進しています。

公正な評価と能力開発支援

人事制度の運用を通じて、仕事の成果と能力の発揮度合いを客観的に評価すると共に、成長に向けて必要な課題を上司と部下が共有しています。SUBARUの全従業員は、目標管理制度のもと、年4回(目標設定・中間確認・成果確認・評価共有)、上司と面談しています。なお、男女を問わず適正な処遇を実施し、性別による基本給与の差はありません。

教育体系の整備

SUBARUでは、全従業員が資格階層ごとに求められる役割を果たすことができるように、幅広い教育体系を整備しています。
「階層別教育」では、全従業員を対象に昇格時に資格に応じた「新任研修」を実施しています。職能資格制度に定められた能力を確実に発揮できるよう、一般層では「課題解決」、中堅・管理職層では「人材育成」や「リーダーシップ」などを中心に、実践・振り返りを通じて成長できるプログラムを設定しており、2018年度は約2,000人が受講・修了しました。
「職能別教育」では、ビジネススキルの習得・向上を目指した募集型の社内研修「プロフェッショナル・プログラム」の設定に加え、主に中堅層の従業員を対象としたビジネススクールへの通学を支援しています。また、グローバル人材育成では、語学力向上を中心としたプログラムを展開し、従業員個々の課題や業務ニーズなどに応じた幅広い能力開発の促進を図っています。

さらに、次世代の経営を担う人材を継続的に創出することを目的に、管理職・中堅層の従業員それぞれを対象とした選抜型研修を実施しています。

教育体系図

技能伝承に向けた取り組み

SUBARUにおける技能伝承とは、「変化」に対応する力、「標準化」しそれを継続する力、「改善」によってさらに高める力の3つを向上し、高品質な商品を、安全に効率よくつくることができる人材を育てることです。
SUBARUの群馬製作所では、技能教育プログラムに基づき、計画的な技能者の育成を行っています。代表的なものとして、将来を担う若い技能者を対象とする「スバルテクニカルスクール(STS)」を2006年に開校し、各階層に応じた技術・技能を学び、高品質な商品の提供に取り組んでいます。

2018年度は560人が受講・修了し、累計での修了生は4,856人となりました。

STSでの基本技能教育の様子

技能教育プログラム概要

スバルテクニカルスクール修了者の声

講師の方々は、熱意を持って指導してくださいました。教育内容は、すぐに現場での行動・実践に移せる内容でした。
私はスバルテクニカルスクールで学んだ技術・技能を現場の最前線で発揮し、SUBARUの従業員として自分の仕事に誇りを持ち、品質を大切にお客様の信頼と期待にお応えできるクルマづくりを目指します。

製造本部第一製造部 第一ボディ課
小嶋 哲史