ダイバーシティの考え方

SUBARUグループでは、SUBARU独自の価値創造を実現し続けるため、様々な個性や価値観を持つ従業員が個々の能力を十分に発揮できるよう、性別・国籍・文化・ライフスタイルなどの多様性を尊重し、働きやすい職場環境の整備に努めています。また、国内・海外の関係会社では、ダイバーシティに関してそれぞれの事業内容や地域性を踏まえた取り組みを進めています。

ダイバーシティ推進体制

ダイバーシティ推進室の設置

SUBARUにおけるダイバーシティを一層積極的に推進していくため、2015年1月、ダイバーシティ推進室を設置しました。ダイバーシティ推進室では、「女性活躍推進」「障がい者雇用推進」「高年齢者再雇用推進」「外国籍従業員の雇用推進」を重点テーマに掲げ、なかでも女性活躍の推進を最重要課題として取り組みを進めています。

ダイバーシティ推進の取り組み

女性活躍推進

「2020年に女性管理職数を2014年時点の5倍以上」とする目標を設定し、現在、2020年4月時点での達成を見込んでいます。今般、2025年に向けて「女性管理職数を2014年時点の12倍以上」とする新たな目標を設定し、女性管理職育成に向けた取り組みをさらに強化しています。

女性管理職数(SUBARU単独)
2020年に2014年時点の5倍以上とすることを目指し、取り組んでいます。

2014年:4人
2019年:18人(4月時点)

女性のキャリア形成支援

具体的な取り組みとしては、「女性のキャリア形成支援」として、女性管理職および管理職候補を対象とするメンター制度に加え、2016年度からは、次世代の女性管理職候補者を計画的に育成することを目的に、「女性チームリーダー層に向けたキャリアアップ研修」を実施しています。
2018年度は46人の女性従業員が受講しました。今後は、仕事の幅を広げ、成長につなげる人事ローテーションも一層強化していく予定です。

女性チームリーダー層に向けたキャリアアップ研修

  2016年度 2017年度 2018年度
受講者数(人) 49 37 46

《受講者の声》

  • 係長職への挑戦は「もう少し余裕ができ自信がついてから」と思っていたが、一歩踏み出してみようと思えた。
  • メンバーを引っ張る統率力はないので係長職は務まらないと諦めていたが、先輩女性の話で「見守るタイプのリーダー」もいることを知り、色んなタイプのリーダーがいてもいいのだと安心した。
  • 仕事に責任を持って取り組みたいと思うものの、育児との両立で歯がゆい思いをしていたが、講師や先輩女性の話を聞いてコミュニケーションを取って、上司や同僚、関連部署の方の理解を得て働きやすい環境を自ら築くことが重要であると気づいた。

また、2017年度からは「育休復職者」の早期本格復職支援を目的に、復職後に面談を実施し、育児と仕事を両立しながらキャリアアップすることへの不安の払拭やキャリア意識の醸成を図っています。

再就労希望者登録制度

SUBARUでは、配偶者の転居などやむを得ない理由によって退職した従業員に対する再就労支援制度も整備しています。2009年度から登録を開始し、この制度を活用して10人の従業員が復職しています。

障がいを持つ従業員への取り組み

SUBARUは、障がいを持つ従業員が働くことを通じて輝くことができる社内環境の実現に努めています。障がいを持つ従業員や、障がい者のご家族から寄せられる意見を活かし、働きやすい職場づくりに取り組んでいます。
2019年4月現在、SUBARUでは製造業務を中心に280人の障がいを持つ従業員が活躍しており、障がい者雇用率は2.3%でした。

今後は、国内関係会社全社での法定雇用率達成を目指して、取り組みを推進していきます。

職場内にある自動扉のスイッチや作業台は、車いすの従業員に合わせた高さに設定
  2015年4月 2016年4月 2017年4月 2018年4月 2019年4月
障がいを持つ従業員数(人) 229 247 261 269 280
障がい者雇用率(%) 1.98 2.13 2.17 2.28 2.3

ユニバーサル化への取り組み

SUBARUは、快適職場指針の実現に向け、作業環境、作業方法、環境設備などの各項目について、組織的・計画的に改善活動を行っています。また、より働きやすい職場をつくるため、休憩所、トイレ、喫煙所、食堂などのバリアフリー化を進め、施設のユニバーサル化を行うことで、誰もが働きやすい職場づくりを目指しています。

群馬製作所の西本館(群馬県太田市)においては、本社(東京都渋谷区)同様、入出門ゲートやトイレなどの各種施設において、ユニバーサル対応を実現しています。

※労働安全衛生法における「事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針」。

車いすの方も通門できる入出門ゲート(群馬製作所・西本館)

車いすの方も使用しやすいトイレ
(群馬製作所・西本館)

特例子会社 スバルブルーム株式会社の取り組み

2014年度に特例子会社の認定を取得したスバルブルーム(株)は、2018年度も障がい者採用活動を積極的に実施しており、2019年4月時点で67人の従業員と17人の指導員が、SUBARUの社員寮、および工場での清掃業務を行っています。
2018年度も障がい者の雇用のみにとどまらず、近隣地域からの視察・見学などを積極的に受け入れると共に、群馬県教育委員会からの要請を受け、地域の特別支援教育に携わる方々に、スバルブルーム(株)の取り組みを紹介しました。また、2016年度より障がい者雇用促進に積極的な協力企業として、群馬県の障害者就労支援部署が主催する「障害者就労サポーター企業」に登録しています。
今後も障がい者雇用に関わる企業間のネットワークを広げながら、特例子会社として経営の安定と業務品質の向上に努めます。
そして従業員一人ひとりが個性という名を咲かせる(ブルーム)会社を目指して、定着、雇用、地域貢献に取り組んでいきます。

登録証
群馬県主催の「障害者就労サポーター企業」

60歳定年後の再雇用の取り組み

SUBARUは60歳定年後の就労問題の解決および人材の活用を図るため、2003年度に定年後再雇用制度である「シニアパートナー制度、シニアスタッフ制度」を導入しました。また、2013年4月からの「高年齢者雇用安定法」の改正に対応すると共に、定年退職者が持つノウハウ・技能などをさらに積極的に活用していくために当制度を見直し、定年後も引き続き就労を希望する従業員に対して、原則社内およびSUBARUグループ会社で就労することができる制度としました。

今後も、定年を迎える従業員が持つ経験や能力を、後進の指導育成や技能の伝承に活かし、60歳定年後の再雇用促進に取り組んでいきます。

なお、2018年度の60歳以上勤務経験者は、377人です。SUBARUは、2013年4月の「高年齢者雇用安定法」の改正以降、再雇用を希望する従業員全員を再雇用しています。

60歳以上の勤務経験者

再雇用率(SUBARU単独)
年度 定年退職者 再雇用希望者 再雇用者 再雇用率
2015 183人 155人 155人(うち34人はグループ企業の再雇用) 100%
2016 114人 98人 98人(うち29人はグループ企業の再雇用) 100%
2017 108人 83人 83人(うち21人はグループ企業の再雇用) 100%
2018 107人 86人 86人(うち27人はグループ企業の再雇用) 100%

外国籍従業員への取り組み

SUBARUは、新卒・キャリアいずれも国籍を問わず採用活動を実施しており、外国籍の正規従業員および期間従業員を雇用しています。安全や品質方針、作業手順マニュアルなどの多言語化を行い、外国籍従業員の理解促進を図っています。
特に外国籍従業員の多い群馬製作所では、各工場に英語・ポルトガル語・タガログ語・スペイン語・中国語などの通訳を常駐させ、外国籍従業員とのコミュニケーションに役立てています。
日本人の従業員を対象にした語学研修や海外派遣研修も実施しており、外国人とのコミュニケーション力や異文化への理解力を高めるための取り組みをしています。国際的な人材交流を通じて、社内活性化や人材の安定確保にもつながっています。
外国人技能実習生については、外国人技能実習制度に基づいた適切な運営を行っています。安全や品質に関する教育を基本としながら、帰国後に現地での活躍につなげる取り組みとしています。
なお、海外の事業所・関係会社においては、それぞれ独自に人材を採用しており、各拠点の方針や事業に適した人材の確保に努めています。

5カ国語に翻訳されたマニュアル