品質に対する考え方

当社は「お客さま第一」を基軸とした品質方針を定め、安全性と愉しさ、環境性能を高度に融合し、お客さまに感動いただける高品質な商品とサービスの提供を積極的に推進しています。
また、国内・海外の関連会社ではそれぞれの事業内容や地域性を踏まえた品質方針を定め、それに基づいた品質管理を実践しています。

品質方針(1994年11月制定)

常にお客さまの満足を第一に考え、仕事の質を高めて、トップクラスの品質の商品とサービスを提供する。

品質マネジメントシステム

  1. 当社の品質方針ならびにISO9001規格に基づいた品質マネジメントシステム(QMS)を構築し、円滑かつ効果的に運用。
  2. 企画段階でお客さまにご満足いただける品質目標を明確にする。
  3. 開発から販売・サービスまでの各段階における品質保証活動により、品質目標を実現する。
  4. 市場からのクレームと要望に迅速且つ的確に対処し、お客さまの信頼に応える。

品質マネジメントサイクルの運用

当社は品質マネジメントシステムのもと、設計開発から販売に至る各プロセスで品質保証に取り組むとともに、より高品質な商品をつくるためのサイクルを構築しています。また、お客さまのニーズにいち早く応えるため、サイクルをスピーディーに回していくことに努めています。


品質マネジメントサイクル

品質改善に向けた体制の構築

当社では、商品販売後の品質不具合やお客さまのご要望をいち早く分析し、より高品質な開発・生産に結びつけるため、品質保証本部を中心とする品質改善体制を確立しています。お客さまの声をグローバルに収集し、品質に関する課題を抽出。原因を調査するとともに対策を立案し、社内の関連部門やお取引先様に展開しています。

2016年度は市場問題の解決スピード向上を図るため国内/海外品質改善推進部署(ボディ/PU市場品質課)の編成を最適化しました。


品質改善体制

品質保証教育の実施

品質保証のレベル向上を目指し、従業員教育の一環として、各部門における階層別品質保証教育を実施しています。また、品質保証のエキスパートを育成するための研修や、事業所ごとの個別プログラムなども実施しています。


品質保証に関する主なカリキュラム

  • 初級品質教育  品質保証学習(初級)
  • 指導者向け教育 品質保証学習(職長)
  • 技能職向け教育 品質保証学習(初級・職長)
  • その他の従業員 各職場内での公開講座

リコールへの対応

当社は、事故を未然に防止し、お客さまを保護することを目的にリコールへの処置対応をしています。

商品に不具合が生じた場合には、各国の法規に基づいて適切に対応することはもちろん、迅速に会議体を設けて海外を含めた品質関連部門のスタッフが討議し、具体的な対応内容を決定します。また、対象となるお客さまには販売特約店からダイレクトメールを送付し、修理(無料)を受けていただくよう案内しています。

なお、2016年度において、品質や安全に関する情報提供に関して法律や自主規定に違反した事例はありません。

リコールへの対応詳細についてはこちらをご覧ください

リコール・改善件数(国内)
国内措置件数 2014年度 2015年度 2016年度
リコール※1 4件 5件 15件※4
改善対策※2 0件 1件 2件
サービスキャンペーン※3 0件 3件 1件
※1
リコール:同一の型式で一定範囲の自動車等またはタイヤ、チャイルドシートについて、道路運送車両の保安基準に適合していない、または適合しなくなるおそれがある状態で、その原因が設計又は製作過程にあると認められるときに、自動車メーカー等が、保安基準に適合させるために必要な改善措置を行うこと。
※2
改善対策:道路運送車両の保安基準に規定はされていないが、不具合が発生した場合に安全の確保および環境の保全上看過できない状態であって、かつ、その原因が設計または製作過程にあると認められるときに、自動車メーカー等が、必要な改善措置を行うこと。
※3
サービスキャンペーン:リコール届出や改善対策届出に該当しないような不具合で、商品性・品質の改善措置を行うこと。
※4
タカタエアバッグ対応をモデル別(4モデル)で届け出たリコールが2案件あるため15件となります。(社内審議上は9項目)

航空宇宙カンパニーでの取り組み

航空宇宙産業向け規格に基づいた品質マネジメントシステム

航空宇宙カンパニーでは、SUBARUブランドの一翼を担う決意と責任を込め、「安全と品質を第一に」を行動指針として生産活動に取り組んでいます。

この方針のもと、航空宇宙・防衛産業向けの品質マネジメントシステム規格「JIS Q 9100」に適合した品質マネジメントシステムを構築し活動しています。

また、品質に関する不適切な事象の防止のため日本の航空宇宙・防衛業界が一体となって独自に制定している「JIS Q 9100の補足事項」(SJAC 9068)もいち早く航空宇宙カンパニー内の品質マネジメントシステムに取り入れています。

品質改善に向けた取り組み

航空宇宙カンパニーでは、品質改善やエラー防止に向けて、さまざまな活動を実施しています。

定期的に「品質会議」を開催し、顧客満足や製品品質について多様な側面から審議するほか、毎年11月を品質月間と定め、講演会や品質向上に貢献した社員の表彰、全従業員への啓発用パンフレット配布などを実施しています。2016年度の品質講演会は「空の安全を守るリスクマネジメントとリーダーの役割」と題し、元日本航空パイロットで危機管理専門家・航空評論家の小林宏之様にご講演いただきました。従業員やカンパニープレジデント、お取引先様など500名以上が参加しました。

また、年間を通して従業員の自主的な創造力発揮や改善の風土醸成を狙いとする「改善提案制度」等の各種制度を設けています。

品質月間講演会の様子

産業機器本部での取り組み

品質改善に向けた取り組み

産業機器本部では、全部門から構成される品質管理委員会が、品質目標に対する進捗を四半期ごとに管理しています。

年間を通じた取り組みとしては、毎年11月を品質強化月間に定め、啓発活動として全従業員から品質管理標語を募集するなど意識向上を図っています。さらに、階層ごとの品質教育プログラムを展開しレベルアップに取り組んでいます。

また、QMSの裾野を広げる取り組みを継続して進めており、ISO9001においては2017年5月からは関係会社を含む産業機器本部のグループ認証に移行しました。