鉄板からボディパネルを成型 群馬製作所・第二製造部第二プレス課

鉄板からボディパネルを成型
群馬製作所・第二製造部第二プレス課

記事内の日付や部署名は、取材当時の情報に基づいた記述としています

仕事は違っても、「笑顔をつくる」という想いでつながる「SUBARUびと」。 様々な部署で働く「SUBARUびと」を、仕事内容や職場の雰囲気を交えてご紹介します。 今回は、群馬製作所・第二製造部第ニプレス課です。

群馬製作所・第二製造部第二プレス課

第二製造部第二プレス課は、自動車製造の初工程として「安全第一・品質最優先」を掲げ、インプレッサ/SUBARU XV・フォレスター・レガシィに用いるボディパネルのプレス加工を行っている職場です。 工場の中は大型フォークリフトが走行していたり、頭上には30トンもの金型がクレーンに吊られて走行していたりで、初めてプレス工場を見る方にとっては、大変見ごたえのある職場です。 生産している部品点数は全160点、使用している金型は290型にも及びます。 プレス機には、材料となる鉄板やアルミ板を切断するプレス機・切断した材料をボディパネルの形に成型するプレス機があります。 出来上がったボディパネルは、品質チェックを確実に行った上で次工程へ供給されます。

プレス工場

笑顔のために、
“私たちのすべきこと”を考える

プレス作業は、材料や金型、設備に関する高い知見が必要で、奥が深く、非常にやりがいのある仕事です。 気温・湿度・空気の流れなどの変化でも品質に影響が発生するため、第二プレス課としてさまざまな外的要因に左右されない良品条件づくりに関係部署と連携して取り組んでいます。 また、新たな自工程保証活動*1の取り組みとして、今までのやり方に捉われず作業手順を見直したり、不具合品の検出や作業工程の分析をするためのカメラを導入するなど、力をいれて進めています。 私たちは高品質な製品を、タイムリーにお客様にお届けするため、「笑顔のために私たちのすべきこと」を合言葉に、ワンチームとなって試行錯誤しながら奮闘しています。

*1:自らの工程を完璧に遂行し、次の工程に不適合品を流さないよう品質を管理・保証する活動

良いクルマは安全作業から!

プレス機で使用する金型は、約5 〜30トンあり、その種類はさまざま。 それらの運搬は専任のクレーン運転士が行っています。 その作業をアイトラッキング*2を使用して、どこを見て運転しているのかを作業者の視点で確認しています。 それを元に作業指導およびフォローを行い、安全に作業できる環境づくりも大切な業務の一貫です。

*2:視点の場所や頭部に対する眼球の動きを測定し、追跡する方法

クレーン運転士

第二プレス課の
マスター班長にフォーカス!

この部署で活躍する社員に、日々の業務内容や思いをインタビューしました。 今回は、第ニプレス課のマスター班長 玉川雄基さんです。

玉川 雄基さん

玉川 雄基さん

2009 年4月に入社し、第二製造部第二プレス課に配属。各種プレスラインを合計9年間経験した後、2年半の保全実習を経て2021年6月にマスター班長となる。現在は”自工程保証活動”をメインに業務に取り組んでいる。

目指すは自工程保証体制の強化。
必ずやり遂げます!

2021年6月よりマスター班長になってから、第二プレス課の自工程保証体制の強化を目標に掲げて活動しています。 現在の主な業務は、第二プレス課全体の作業手順の見直し、トレーサビリティシステム(生産の履歴を追跡できるシステム)の構築、プレス課において最も注意すべき欠陥であるワレを検出するカメラの取り付けです。

玉川さん

マスター班長の研修で他の課から情報を得たり、実際の作業工程を見学することで、今まで知らなかったことをたくさん学ぶことができ、成長を感じています。 しかし、自分の成長を感じているだけでは自己満足でしかありません。 学んだことを周囲へアウトプットし、第二プレス課の“やるべきこと”の質の底上げを図り、課員全員で同じ場所(あるべき姿)を目指し、活動を進めていきたいです。 また、現在進めている活動を必ずやり遂げ、第二プレス課の自工程保証体制を強化していきます!

上司から見た玉川さん

上司の清野さんに、アツい想いを持った玉川さんの様子をインタビューしました。

清野さん

清野 祐一さん

マスター班長として、職場の先頭に立ち、作業手順の改定と先進技術の導入に日々取り組んでいます。普段見せる優しい笑顔の裏では、業務に対する熱い想いが炎のように燃え上がっている玉川さん。第二プレス課内の作業者が同じ方向(ありたい姿)へ進められるようこれからも励んでいきましょう!

目標達成への熱い想いを交わし、お互いに成長することの愉しさを分かち合う「SUBARUびと」。 ぜひ、次回のコラムもご期待ください。

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